初めまして、“じく”と言います。
スロ好きのいい歳したおっさんです。16年間ほどゲーム会社でマニュアルとかシナリオとかコピーとかライターやってました。
今フリーです。暇なんでスロニートっぽく暮らしてます。収支はたぶん月5~10万プラスです。強がりません、その程度のおっさんです。
それでもリーマンやってて休みに打ちに行ってた頃はガチ養分でした。もちろんマイナス。そりゃあ当り前じゃん、だって打ちたいんだものw 打ちっ気が勝ってる時点でアカンに決まってるやん。
人間ってのは浅はかなもので、打てる時間が無い時は打つのが面白くて負けがかさむ。
そんで打つ時間ができてしまうと執着がすっと薄れて、気付けばマイナスは減り、プラテンしてる。
それで自分なりの一つの結論というか、指標ができたんですよ。
「結局はメンタル、心の持って行き方だ」って。
情報収集、台知識、洞察力、ネットワークの広さ、コミュ力、目押し技術力、いくらでも勝つために必要な要素はある。その為のアドバイスや情報も、探せば世の中にあふれてる。
でも、結局打ってるのは人間なんでね。
上に挙げたこと実践するのもヤル気が追い付かないとアカンし、心なんて脆いもの。確率という大海原に巻き込まれ、瞬く間にメンタルはズタボロになり、底へと沈んでいくものです。
心が崩れると正常な判断ができなくなって、大負けするのはそんな時です。
“マジハロ5でボナ引けず「そんなはずは無い!」って3万溶かし、内部のART状態が結解防衛だからってさらに追って一生6択が成功せずさらに何万も消え、たまたまボナ中に当たったARTが単発に終わりご臨終。”
“ギアスR2が明らかに全6風景、でも俺だけART単発&ボナ確率1/400下回って投資が止まらない。設定示唆は出てもメダルは出ない。期待値を追い求め、夜には6万以上無くなってて取り戻す見込みもなくギブアップ。”
“今日は全系がある、でも発掘されてない。取り戻すためには当りを掘り起こすしかない。そんな時にたまたま設定差のある要素を引いてタコ粘るも実は薄いとこ引いただけだった。気付けば他に全系が見えてて専業がブン回し、左右隣りから打ち手は消え、負け犬の俺がポツンと独り。”
……ってかつての俺ですハイw(今でもよくあるけど)
まあ、ガチっぽいこと言うと上記には何かしらミスがあるんですけどね。
そもそもの機種選びとか、期待値に対する勘違いとか、状況に対する行動の甘さとか。
ただ、共通してるのは「意地を張って無理してる」こと。
おおよそ投資や賭け事の類で大負けするのって、堕ちていく自分に気付かず全ツッパしてる時です。昔からある「損切り」なんて投資用語も良く言ったわけで。
そういう時に「無理すんな」って負けてる人に、かつての俺に、今でも時折熱くなってしまう今の俺に言ってあげたい。
そしてもう一つ。そこで負けたあなたに「バカな奴、養分乙」と切り捨てるのではなく、「失敗もあったし運も悪かったけど、君は頑張ったよ」となぐさめてあげたい。
なぐさめなんて一銭にもならないし、そういった大多数の負けが一部の勝ちと店の利益を生んでることは分かってる。
でも、それで心まで病んで欲しくない。もう金と時間と体力で十分に傷を負ったのだから。
そこで今の自分ができること、ガチ専業には程遠く、体力も若者にはかなわない自分が読者の方に手助けや心の安らぎをお分けできるとしたら……と思い付いたのが「スロメンター」。
……いきなり胡散臭くなったw
いや、そんな大したことではないっすよ。
専業さんがガチの立ち回りを説いたり、台の面白さを伝えてくれたりする演者さんはいっぱいいます。
でも、「怪我せずお小遣いを稼ぐ程度に楽しむ」「パチスロを嫌いにならない適度な距離間を保つ」コツみたいなものをお伝えすることは自分にもできるかな、と。
これまでに山ほど大負けしたり、あまりの不遇にパチスロが嫌いになったりしたこともある自分だからこそ、傷だらけの背中で語れることがあります(たぶん)。
今回はその出だしとして「無理すんな、お前は良くやったよ」ということで。
何だかんだスロとは30年弱付き合ってきたので、これまでの経験や出会った方々の話、いただけるなら読者の方の質問やご意見を受け、スロメンター“じく”として記していければと思います。
最後に。
全6で一人タコ負けしたこと挙げましたが、あの時の正解は「これ以上は財布も心も病むし、人生に残された時間も浪費する。閉店時間のあるパチスロで積んだ期待値、ましてやピンの自分にそんな物は取り戻せない」と友人知人に台を譲るか、ベガ立ちしてる専業を手招きすることだった、と今では思っています。
理論的でないのは承知の上。後任者がバカ出ししたり、「あいつ6捨てた」と後ろ指を指されたりしたって知ったこっちゃない。自分が良いと思えればそれでいいんです。
そんな、ただのスロ好きのおっさんのメッセージを残していければ。
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